若返りホルモン

若返りホルモン、抗病気ホルモンなどと言われれているマイオカインの効能。

 

 

 

マイオカインは様々な臓器に働きかける。

現在、筋肉から見つかっているマイオカインは30種類以上あるが、大部分は、何の働きをするのか分かっていない。マイオカインは、まだ未知の領域が多い。だが、研究が進んだ物質の中には、いくつもの病気を食い止める効果があることが明らかになってきたらしい。

 


 骨格筋が体重に占める割合は約40%。以前は体を動かすための組織だとしか考えられていなかったのが、実はホルモンを出すことが分かったのだから、言うなれば最大の内分泌器官ということになる。

 現在、効用が分かってきているマイオカインを挙げると、

SPARC

「IL―6」

「FGF―21」

「アディポネクチン」

「アイリシン」

IGF―1」

 などがある。中には1つの病気だけでなく、複数の病気にまたがって効くものもあって、大別すると5つの効能が分かっている。

  

①「SPARC

大腸がんのがん細胞を“自殺(アポトーシス)”させる働きがあることが知られている。

 


②「IL―6」

このホルモンは体内の糖を取り込み、肝臓では脂肪を分解する。つまり、肥満や糖尿病を抑える効用がある。

 


③「FGF―21」

肝臓で脂肪を分解。また脂肪細胞に作用し、燃焼させると考えられている。肝硬変につながる脂肪肝を改善する。

 


④「アディポネクチン」

もともと脂肪細胞や肝臓から分泌されることが知られており、脂質を分解する作用がある。これは、糖尿病や、脂質異常から来る動脈硬化を防ぐ効能があるが、筋肉からも分泌されていることが判明している。

運動によってアディポネクチンが脳内に入り込み、海馬の神経の新生(新しく作られるという意味)を促すという報告があるらしい。

ストレスやうつ病認知症になると脳神経が新生されず海馬が萎縮してしまうが、運動をすることによって海馬に新たな神経が増える可能性が出てきている。

 


⑤「アイリシン」

アイリシンも脳に影響を及ぼすとされている。アイリシンが脳に入ると、認知機能を改善するBDNFの発現に効くとされている。

 


⑥「IGF―1」

脳神経に作用するとされている。このホルモンは、もともと筋肉や骨の成長促進に欠かせない物質として知られていた。だが、この物質が神経細胞を作り、シナプスの結合、さらには血管新生を促すことも明らかになっている。

 

IGF―1が脳血管を通って脳神経に働きかけることを確認している。

「軽い運動によって脳神経が活性化されると、神経に近い血管が開き、血液によって酸素やIGF―1が運ばれます。その際、IGF―1は、酸素とともに小さな血管の穴を通り抜けることができ、脳内に流入するのです。その結果、神経の活動を高めたり、アルツハイマー病の原因物質のひとつであるベータアミロイドを減少する効果が確認されている。

 

 

 

 

 

 

これを知ってからは、筋肉を愛おしく感じるようになった。

 

よし、運動しよ。

 

ちなみに、人によって運動の種類が違うので注意して下さいね。

 

活性酸素が溜まって逆効果になってしまう可能性があります。

例えば

筋トレなど激しい運動がいい人

ヨガなど優しい運動がいい人

 

私のタイプは

ヨガやストレッチがあっています。